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コロナ渦以降の現実的結婚観




ここ1ヶ月ほどでしょうか?


お見合いも新規の入会者も成婚も、

長く続いた停滞状態から

やっと動きが出てきました。


特に入会される方、成婚される方が

増えてきたことで、本来の仕事が

ようやくできるようになった気がします。



もちろん、これで世の中の動きが、

元に戻るなどとは考えてはいません。


コロナ渦は、これから1年から2年くらいの間に

いくつもの波がやってきては、

その状況に応じた対応が求められる。


それくらい悲観的な予測をしておいたほうが、

精神衛生上、まだましなように思います。


またここ数年で、人々結婚に対する

価値観も大きく変わることでしょう。


私は経済などには疎いので、

実態はよくわかっていませんが、


国内総生産は12年前の

リーマンショックの時の状態より、

倍以上下がっているとか。


これから相当、景気は厳しくなっていくでしょうし、

サラリーマンの平均年収も低くなると考えられます。


ここ数年、収入の格差が広がったことで、

書店では年収300万円でも豊かに生きる方法など、

節約術や生活の知恵を説いた書籍が

並ぶようになりましたが、


今では「年収200万円時代の~」という

タイトルの新刊が出たようです。


書籍のタイトルには世相が反映されます。

「年収200万円」というのは、

これからの現実を物語っているのでしょう。


先月のことです。


入会されたばかりのJ子さん(48歳)に、

さっそくお見合いの申し込みが入りました。


お相手は53歳の会社員。


写真の印象は、実年齢よりも若く見え

爽やかな印象でした。


気になったのはその方の年収です。


わずかですが、その額は300万円を下回っていました。


J子さんのそれとは相当開きがあります。


「彼女はこの彼のことをどう見るだろう?」


J子さんがこの「最初のお話」にどう反応するかで、

ご自身の結婚観が表れます。


私は言葉を選びながらお見合いの旨を伝えました。


それに対して彼女は「こんな時代ですから、

お相手の方の収入のことは気になりません。


たとえ結婚しても、

今の仕事は続けていくつもりですし・・・。


私の歳で、5歳違いの方から

お声をかけていただいたのですから、

ぜひお会いしたいです」


J子さんの言葉に、現実をわきまえている

「大人らしさ」が感じられて、

すがすがしい気持ちになりました。


男は外で稼ぎ、女は家庭を守る。


それが本来の男女の役割であり

「人間らしさ」なのでしょうが、

もはや、そうした夫婦の生活スタイルは、

終わっているように思います。


自分にそれ相応の経済力があっても、

「奥さんには家庭に収まって欲しくない」と

考えている男性は確実に増えています。


(もちろん、男性にも

そのぶん家事や育児への協力は

求められるのですが・・・)


結婚に関して、これからはますます


男女共にそのようなお互いの

「歩み寄り」が必要であると自覚していて、


それを実行する意志をもった人を優先的に

ご縁の神様は「はからい」を

してくださるように思います。


J子さんのお見合いは来週末。


良縁であることに超したことはありませんが、


結果はどうであれ、いいカタチで

婚活のスタートをきって欲しいと願っています。

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