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あなたの思い描く人生計画に、はまってくれるお相手はいるか?

更新日:2020年10月23日




「私、今まで実家を離れたことがないので、

結婚後は実家の近くに住んで、

親の面倒を看てくれる人でないとダメです」


「今、週2でフラメンコを習っているですけど、

結婚しても私の趣味を続けさせてくれる人が条件です」


入会前の面談時、まるで、そのように申告するのが権利のごとく、

「●●をしてくれる人でないとダメなので、よろしく」と

おっしゃる方が結構います。


最初から、“私の条件を受け入れてくれる方とでないと、

お見合いもしない”と。


そのようなご希望には、必ずお応えできる保証はありませんので、

場合によってはご入会をお断りすることがあります。


結婚相談業者の広告の出し方にも問題があるかと思いますが、

結婚相談所に入会すれば、自分の希望に沿ったお相手と、

次々に会えると思い込んでいる方がいます。


そんな考え方では、「婚活は苦戦する」と説明しても、

「先週面談に行った相談所では、

“あなたならいくらでもお見合いの

申し込みが入りますよ”って、言われました」と、


まるで、その道の専門家からお墨付きをもらった私に向かって

「何を言うの?」と言わんばかり。


人間とは不思議なもので、それが広告のうたい文句でも、

営業マンの勧誘でも、自分が望んでいることを

“肯定してくれるものや人”を信じる傾向があるようです。


「占い」を盲目的に信じるのも同じ心理だそうですが、

考えれば分かるものなのに…。


逆にあなたが、最初からあなたと同じような条件を出してくる人を見たら、

どう思いますか?と言いたくなります。


「僕は長男なので親と同居が可能な方を求めます。

将来は親の介護もお願いします」


「3度の飯より釣りが好きで、週末を家で過ごすことはありません。

そんな自分を理解してくれる方を求めます」


これを見て「まぁ、アリかな」って思うでしょうか?


立場上、「親と同居しなければならない」。

趣味しかり「自分が大事にしていることを理解して欲しい」。


そのような事情があること、

希望をもつことが問題だと考えているのではありません。


そのことに対するお相手の理解を求めるのなら、

順番を大事にして欲しいのです。


出会いがあって、それがお付き合いに発展して、

お互いのこと、立場や環境を含め、理解し合う過程の中で、

「実は●●なので、その時は少し協力してもらえませんか?」というのが、

「お願いごと」というものです。


そこを少々考え違いしている人が最近は増えたような気がします。



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