神社のような結婚相談所だからマッチングがある?

最終更新: 2019年6月24日




土日の大阪駅周辺のシティホテルはお見合いをする男女と、

結婚相談所のスタッフでごったがえします。


ピーク時間を過ぎると顔見知りの仲人同士でお茶をしながら、

居炉端会議をする人たちもいますが、

私はそのような輪の中に入ることを極力しないようにしています。


それでもお見合いのちょっとした合間に

「橋本さんのところはどうやってお客さんを集めているの?」

「どうやったら紹介が増えるの?」などと、

質問をしてこられる仲人さんもいますが、


それを説明しても、なかなか話が通じないので、

差し障りのないことを言って、その場をしのぎます。


ありがたいことに、あかね屋は成婚された会員さんとそのご家族、

お知り合いの方々による紹介を数多くいただくことによって、

新たな会員さんを集めることができています。


そして、今月も数名の入会希望者があかね屋に来られました。


私は初めて来られる方々が、部屋に入り、

最初にどのような反応を示すのかを興味深く見ます。


ご存知の方も多いかと思いますが、面談をさせていただく部屋は、

これまで成婚された方々の写真で隅々まで覆われています。


多くの方はまずその光景を眺め、しばらく無言の後、ため息をつきます。


そして一言「すごい雰囲気ですね…」とか、

「独特の空気が流れていますね」とか、

「圧倒されそうですね…」など、


外の世界とは一線を画した「場」に入り込んだ時に感じる気分を

そのまま口にされます。


中には「橋本さん、ここは神社と似た雰囲気がしますね」と

言ってくれる人もいるほどです。


私からすれば、怖れ多くも神社だなんて、

そんなことを真に受けていては、それこそバチが当たります。


ただ少しだけ不思議なことというか、仕事のはしばしで

「何だか神ががっているな」と思うようなことが結構起ります。


たとえば、ある人はお家のパソコンでお見合いの申し込みをしても

なかなか「OK」が来ないのに、

面談に来たついでに事務所のパソコンで申し込みをすると、

すべて「OK」の返事が来る。


お見合いが成立しないために相談に来られた人が、

事務所を出られて数10分後に、

その人にお見合いの申し込みが入る。


面談者に対し、私が「この人なんかどう?」と、

紹介をしているその時に、本人から電話が入る。


このような背筋がゾクゾクする瞬間がしょっちゅう起ります。


今ではあえてこうした「偶然性」を狙って、

あまり婚活が上手くっていない人には、

面談に足を運んでもらうようにお誘いすることもしばしばあります。


このような非科学的な話を受け入れられないという方もいますので、

誰にもその真意を説明するわけではありませんが、

実際に狙いが的中した時は、本当に快感です。


先日、親族の一人に神職さんがいらっしゃる友人(50代:女性)に

この話をしたら、彼女は真顔で言いました。


「橋本さん、それは偶然ではないですよ」と。


それで、以下が、彼女が話してくれた内容なのですが、


神社という場所は、多くの人の願いが集まる場所である。


そして「願い」とは、願いをもっているその人個人のもののようで、

実はそうではない。


たとえば仕事で成功したいという願いをもった人がいるとする。


実際に「仕事で成功する」という現実が起るということは、

仕事をとおして誰かの「願いを叶えた」その結果、

対価としてのお金や地位や名声が入ってくることで

「成功したい」という「願い」が叶うのだと。


つまり「願いが叶う」とは同時に

「誰かの願いを叶えた」ということであると。


神社は多くの人々「願い」が集まっている場所であり、取引所である。


神様はその取引所で「各願い」のマッチング、

つまり「縁結び」を行っているのだと。


「だから橋本さん、あかね屋さんの事務所も、

ある意味、結婚したい人の“願い”の集合している“場”であり、

その願いのマッチング(縁結び)という取引が行われているのですから、

それは神社の役割とすごく似ているでしょう?


だから一見不思議そうなことがあっても、

それは“偶然の必然”ではないですか」


何かわかったような、わからないような…。


そんな私の表情を察してか、彼女はかばんの中から、

一冊の本を私の目の前に差し出しました。


「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」(八木龍平 著)


この本の中に、何か重要な秘密が書かれているのでしょうか?


もう少し落ち着いたら、じっくり読んでみようと思います。