自分の結婚を自分で難しくしてしまう人たち




先日、ある女性会員さん(Uさん)から相談がありました。


Uさんは数カ月前にお見合いしてから、

とてもいいカンジでお付き合いをされている男性がいます。


そして、その男性からつい数日前に、

プロポーズをされたのだそうです。


もちろん、これまでのお付き合いを重ねてきたわけですから、

Uさん自身も彼との結婚を意識していました。


しかし、そのプロポーズに対し、彼女の出した答えは

「すみません、少し時間をもらえませんか?」だったそうです。


「男性としては申し分ない人」と彼女は言います。


なのに、なぜ保留したのでしょうか?

聞いてみると、こんな理由でした。


Uさんには3歳上のお姉さんがいるのですが、

そのお姉さんのご主人、Uさんにとっての義兄が、

世間一般で言われるエリートなのだそうです。


一流大卒、総合商社勤務、現在は海外赴任中。

中堅私大卒、社員数100名前後の中小企業で

営業職に就いている彼では、義兄とバランスがとれない。


という点に気持ちが引っ掛っているそうです。


でも・・・「男性としては申し分ない人」と

思えるだけの魅力的な人からプロポーズを受けて、

素直に喜べない理由がそんなことだなんて、

正直、少し寂しい気持ちになってしまいました。


いったい誰のための、何のための結婚なのでしょうか?


彼女は彼と結婚することで、何に負けることになるのでしょうか?


とは言え、たしかにUさんがそのように考えてしまうのも、

まったく理解できなくはありません。


実際、Uさんがそうだったかは分かりませんが、

子供の頃から、常にお姉さんと比べられていたり、

何か姉妹の中で競って来たような経験がある場合、

結婚においても、どこかで張り合ってしまう。


Uさんだけでなく、過去に同じような理由で

結婚を決められない人を何人も見てきました。


でもその度に思います。

あなたが結婚する目的はそんなところにあるの?


そうだとすれば、それは相手に対して

すごく失礼なことではないのかと…。


Uさんに限らず、みんなそれなりに高い教育を受け、

職場でもバリバリと仕事をこなす大人の女性が、

いざという時、どこか幼い考えに縛られて、前に進めなくなる。


後期高齢者の枠に入るようになって久しい今、

つくづく感じることは、人生はあっと言う間に過ぎるということ。


こんなことで立ち止まっていること自体、

本当にもったいないことなのです。


世の中は明らかに変わっています。


今、立派だとか、安定しているといわれている企業や職業が、

10年後も果たしてそうなのかは分からないのです。


これからの時代の、本当に安定した人生を送る手立てとは、

既に出来上がっているものに守ってもらう生き方ではなく、

不安定や未知になるものに向き合い、

「生きる力」を蓄えていく生き方なのではないかと…。


34年前、夫を亡くしてから、今の小さな事務所を開き、

様々なピンチをしのぎながら、それでも、何とかここまで生き延びてきた。


そんな泥臭い経験が、私に、そのように言わしめているのかもしれませんが…。


肝心なはずの締めの部分で、何か話が変な方向にいってしまいましたが、

Uさんにはもう一度、ご自身の結婚の意味を考えて欲しいと切に願っています。