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神頼みの作法




「橋本さん、私、この週末は出雲大社に行って

縁をもらってこようと思っているんです!」


事務所を出る際、そう言ってほほ笑んだK子さん(32歳)を見送ったのは、

残暑も厳しい9月の初旬のことでした。


そして週明けの月曜日、そのご利益なのか、

さっそくK子さんにある男性からお見合いの申し込みが入りました。


いつもなら、単に「一件のお見合い」にすぎないでしようが、

何と言っても出雲大社に参って、24時間経ったか経たないかの内に

舞い込んできた“お申し込み”です。


これはひょっとして、ひょっとするかも・・・


K子さんがそう考えていたかは分かりませんが、

私自身は何かいつもとは違うワクワクを感じたのでした。


結論から言うと、やはり出雲大社におられる

「ご縁の神様」のパワーは凄いということでした。


K子さんが出雲大社に参拝してから2か月足らず、

今月初旬、その最初にお見合いの申し込みをくれたお相手の方と

めでたく結婚することが決まりました。


ここまで読んでいただくと、「初詣まで待ちきれない…」なんていう

気分になられている方がいらっしゃるかもしれません。


そこで、初詣のみならず、神社仏閣に参り、

神様、仏様にお願い事をかなえていただくための作法について、

お話をしたいと思います。


(と言っても、これはある有名な気功の先生がおっしゃっていた

「願かけ」の極意をそのままお伝えするだけなのですが…)


この作法についてのお話で、特に興味深い点は、

神仏を前に「願い事」をあえて“お願いしない”ことが、

「願い事」をかなえてもらうための極意だということ。


つまり、


「神様、今年こそステキな結婚相手が見つかりますように…」


とやらないことが、みそなのだそうです。


では、どうするのか?


まず自分の住所、生年月日、住所を名前を言い、

常に神仏から守ってもらっているという前提で、お礼を述べます。


「私は大阪府大阪市▲▲に住む昭和×年1月25日生まれの

 橋本きよみと申します。

 いつも私をお守りくださり、ありがとうございます」


そして自分が望む、「起きて欲しい現実」を言いますが、

ここでは一切お願いをしません。


お願いをしないかわりに次のように言うのです。


「私は現在、結婚相手と出会う活動を続けておりますが、

そのことについては一切、天にお任せします」


そして、こう続けます。


「今後も出雲大社様(神社仏閣名)のご開運とご発展を

心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました」


要するに感謝の意を述べ、発展を祈り、「願い事」は置いてくる。


その一切を委ね、お任せする。


この潔い振る舞いに、神仏は「10倍返し」の

ご利益を授けてくださるのだそうです。


その真偽はいかにですが、年が明けたら私もこのやり方で、

一度ご縁の神様のところにご挨拶に行こうと思っています。

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