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婚活に苦労する人に知ってほしい「相手を理解してから、自分も理解される」ということ

  • 執筆者の写真: あかね屋
    あかね屋
  • 2019年6月30日
  • 読了時間: 3分


先々週末のことです。


私は2日続けて、自分の持ち物以外の荷物を手にさげ、

お見合いの立ち会いに向かうことになりました。


その荷物というのは、1日目がハードカバーの本3冊で

2日目がDVDの5巻セットでした。


自分の仕事カバンだけでも結構な荷物なのに、

こんな余分なモノで両手をふさがれながら、

大阪駅周辺のホテルを行き来するには、本当に苦痛です。


それらの持ち主は2人とも、他社の男性会員さんで、

あかね屋の女性と交際中に、

(交際といっても2件ともお見合い後、1回目のデートでしたが)


「これ僕のお奨め、面白いから絶対見てね」みたいな感じで、

無理やり渡されたものらしいのです。


結果、その1回のデートで、これまた2件とも、

女性から「お断りしてください」との連絡が入り、

当然、その無理やり持たされたこれらの荷物を、

私が彼らが所属する相談所に返しに行かなければならないという

羽目になったのです。


特に男性に多いのですが、たまにこのようなことをされる人、

はっきり言って、婚活に苦戦しています。


本人は好意のつもりで、「これ凄くいいから」とか

「面白いから」とか、何の前触れもなく、

自分の好みの本やDVDを貸してくれようとするわけですが、

渡される本人にとって、価値が分らないモノを

いきなり持って来られても、正直困ります。


そして、そういう人に限って、相手から「お断り」が入ると、


「この前、彼女に貸した●●、

即座に返してもらえるよう連絡してください」と、

ヒステリックに自分の相談所に訴えるのです。


そして、その相談所から私のところに、

「お宅のまAさん、うちのKから●●を借りたままなんだそうです。

すぐ返却してもらえるようお願いします」みたいな、

実に気分の悪い報告がきます。


「誰が貸してってお願いしたの?男性が勝手に持ってきて、

ウチの会員さんに半ば無理やり持って帰らしたものでしょうが!」と、

怒鳴りたく気持ちを抑えて、返却の段取りをお話します。


私としては面倒くさいこと極まりない仕事ですが、

このようなことがしばしばあります。


交際が進んで、

お互いの趣味趣向も理解し合った段階でのことなら別ですが、

まだ会うのが2回目というような浅い段階で、


「これ面白いからぜひ見て!」というのは、

本人は親切心のつもりでしょうが、

実は人の気持ちを察することができない「自己中心」の性格の表れです。


多くの方々を見てきて感じるのは、

コミュニケーション能力が低い人ほど、付き合いが浅いうちから、

相手を自分の世界に引き込もうと、躍起になります。


そうしないと、相手から「自分は認められない」という不安が、

心の奥底であるからです。


つまり、自分に対する評価が低いというか、自己不信が強いのです。


だから、このような行動をとおして、何かと、主導権を取りたがる。


しかし、そんなことは相手をはじめ、自分以外の他者にとっては、

独りよがりとしか見えません。


特にまだ知り合って浅い段階で、

お相手の方とうまくコミュニケーションをとるコツは、

まず相手の方のことを理解しよう、

分ろうとする気持ちで質問をすることです。


そうしてたとえば仕事の話でも、趣味の話でも、

相手の世界に入って行って、それに興味深く反応したり、

とにかくそのお相手本人とそ人の話に、

自分関心を持っているということを態度で示すことです。


自分の世界を語るのは、その後でいいのです。


この順番を変えただけで、一転、婚活が上手いように進みだす人が

今まで多くいらっしゃいました。


仕事、プライベート、どんなつながりにおいても、

人とコミュニケーションをすることは難しいことですが、

まずは相手を理解するという基本姿勢をもって進めれば、

うまくいくことが多いのも事実です。


自分を理解させたいなら、まず相手を理解すること。


これからの出会いは、

この姿勢でお相手の方に接してみてください。

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