top of page

婚活のために知っておきたい男性の性格



先週の月曜日、銀行への入金やら、

諸々の用事を済ませて事務所に戻ると、

仕事机には、誰もが知っている大手広告代理店の

社名が印字された茶封筒が置かれていました。


中身を取り出すと、一冊の雑誌と

挨拶状とおぼしき便せんが出てきました。


「先日はお忙しい中、取材にご協力いただき、

ありがとうございました。


弊社発行の雑誌『●●』の

見本誌が刷り上がりましたので、

送付させていただきます」


少しクセのある文字を見ると、

数週間前に取材に来られた、

Mさんという編集者の、

人なつっこい顔が浮かんできました。


そのMさんから、取材の依頼があったのは、

たしか8月の末。


「読者の多くは、出版社の編集や

広告制作に携わるクリエイターとか、

テレビ局などメディアに携わる人とかなので、

橋本さんのお仕事には直接つながりにくいのですが、

ぜひ、縁結びの専門家からお話をお伺いできないかと・・・」


Mさんのハリのある声と、

わかりやすい説明に誠実さを感じたので、

二つ返事でお受けしました。


取材は1時間以内で終わる予定でしたが、

話すうちに、彼と私に共通の知り合いが

何人もいることがわかったりして、

脱線に次ぐ脱線。


時間は優に3時間を超え、

最後のほうは、彼個人の「悩みの相談」に

応えていました。


彼は現在、30代前半でバツイチの独身。


結婚への希望は捨ててはいませんが、

一度失敗しているということが引っかかって、

彼の言葉の端々には、

やや後ろ向きなニュアンスを感じます。


「ここ何年かで、急に髪も細くなっていますし・・・」


それのどこが?

ぜんぜんそんなふうには見えない。


アナタ、本当に薄毛で悩んでいる

ウチの会員さんが聞いたら、

“ぜいたく言うな”って怒られるよ(笑)


「僕の唇って、このとおりタラコでしょ。

いつもいじられるんですよ」


何を言ってるのよ? 

ぷっくりした唇は今の流行じゃない。


逆に唇が薄いとクールに見えて、

とっつきにくさを感じるよ。


彼を励まそうと思ったわけでは

ありませんしたが、

私は、自分が思うMさんに対する印象を

正直に言いました。


そんなやりとりを繰り返すうち、

だんだん彼の気分が高揚したのか、

ぽっと光が当たったように

その表情が明るくなり、


「取材でお伺いしたのに、

橋本さんには僕個人の悩みまで聴いてもらえて、

今日は東京から来た甲斐がありました。

本当に良かったです!」


そう嬉しそうに笑って、

Mさんは事務所をあとにしました。


このブログの読者の多くは女性ですが、

そのほぼ全員が、今、


「男の人って本当にそんなことで元気になるの?」と、

思っているのではないでしょうか?


もちろん個人差はありますが、

男性は総じて、プライドの生き物なので、

それをかき立てられると、気分は良くなります。


なぜなら、

「自分は有能である」と、実感できるからです。


その昔、男は狩猟の出かけ、獲物を獲り、

家族の元にもって帰る役割を担っていました。


そして、男として優秀かどうかは、

持ち帰る戦利品の量や質ではかられました。


その役割や評価は何万年も経た

現代にも受け継がれています。


現代の猟場は社会であり、職場です。

そして、戦利品とは成し遂げた仕事と経済力です。


仕事と経済力によって評価され、

自分の価値を決められる。


男性は常にこの観念に縛られています。


なぜなら、家族を養う責務を

背負わなければならないからです。


自分が有能であると実感できると、

気分が上がる。


裏を返せば、それは常に自分は、

有能なのか?大丈夫なのか?という

不安と向き合っていることの証明です。


不安を払うには、「オレは有能だ」と、

自身に言い聞かせ、

自分を鼓舞しなければなりません。


正にプライドを高く保つことは、

この“自分を鼓舞すること”なのでしょう。


そのような理由からも、自分以外の他者が、

プライドを高めてくれたとしたら、

それは勇気100倍なのです。


しかも、それが女性からのものだったら、

男性は少なからずその人に魅力を感じるでしょう。


しかし、女性が、男性の“この感覚”を

理解することは、少し難しい。


この“難しい”ところに、

女性が婚活に苦戦する「隠れた理由」があるのですが…


その理由については、また次の機会に

お話したいと思います。


0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page