お見合いが上手くいかない…「わたしのどこが悪かったんですか?」



お見合いの後、相手からの返事が「お断り」だった時、

「自分のどこが悪かったのか?」

その理由を相手に聞いて欲しいと、

詰め寄ってくる方がおられます。


中には、

「私とのお見合いを希望してきたのは相手のほうでしょ?


自分から申し込んで来て、

何で私とのお付き合いを断るのか、意味が分りません。


断るのは相手ではなく私なんです!」と、

すごい剣幕で怒りをぶちまける人もいます。


(まぁ、このような人はお見合いの意味をよく分っていないのですが…)


お見合いの段階でお相手からお断りがあった場合、

「どこが悪かったのか」という理由を聞くことは、

道義上、聞かないというのが我々仲人同士の暗黙のルールでもあります。


“自分のどこが悪かったのか?”


「どうしてその理由を聞きたいの?」と問い返すと、

「もし自分に至らないことがあれば直していこうと思いまして」と、

いかにももっともな理由をあげる人もいますが、

おそらく本心はそうではなさそうです。


なぜなら、その人の口調が、

その言葉に反して穏やかではないからです。


私は断られた。私は拒否された。


そのことに対する怒りに近い感情、

あるいはプライドを傷つけられた悔しさなどを

自分で処理できないから、自分の気持ちを晴らす場面を作ろうと、

そのような訴えをされるのです。


もちろん本人は、そこまで意図的には考えていません。


ただ「お断り」という現実が我慢しずらいほど

「癪に障っている」ということ。


あえて一言で片づけますが、

「お断り」とは「単にその人と縁がなかっただけ」です。


「縁がなかった」ことがすべてなのです。


ですからその本当の理由を知ったとしても、

自分の気持ちを少しでも癒してくれる要素はありません。


あったとしてもそれは、

相手の気持ちに配慮した「大人の方便」です


お見合いの目的は、

結婚を前提にお付き合いができる人と出会うことです。


ですから、結婚を前提にお付き合いができる可能性の低い人に、

時間やエネルギーを取られることにならなかったのだから、

「断ってくれてありがとう!」と考えるのがちょうどいいのす。


たしかにお見合いの後、相手から「交際希望」の返事が来たら、

気分がいいものです。


そして、その数が多ければ多いほど、

「自分には価値がある」ということを実感でき、幸せな気持ちになります。


しかし、婚活でモテてることと、

本来の目的である結婚できることは、似て非なるものです。


モテるということは、選択肢が増えること。


しかし人間は選択肢が増えれば増えるほど、

その中の一つを選ぶことができなくなります。


なぜなら、一つを選ぶということは、

それ以外をあきらめることでもあるからです。


だから、皮肉にもモテる人は男女共に、

婚活で苦戦する人が多いのです。


選択肢が多くて、選びそびれているうちに、

縁が遠のくからです。


どんなに魅力的な人であったとしても、

縁はいつまでもその人のそばに居てくれません。


それは次のような現象をとおしてわかります。


お見合いを申し込まれる数は変わらなくても、

そのほとんどが、会う気になれない人ばかりだったり、

お見合いをしても逆に相手から

「お断り」の返事をされることが増えたり、

どこかで歯車が噛み合わなくなってくるのです。


話を元に戻しますが、お見合いの後の相手の反応に、

けっして感情を乱されないこと。


そういう時こそ、

「はい、わかりました。次に行きます!」という具合に

事務的に自分の気持ちを処理すること。


そのように自分をコントロールできるようになることが、

結果的に成婚への近道を歩むことになるのです。